里山暮らしで心配になった事。

引っ越してきてから、心配になった事。
1 強い雨の日に裏山が崩れるんじゃないかと思った事。
1 静かな場所である事と、民家の明かりだけなので雷の日は異常に怖い。
1 庭と山の境目が曖昧なので雑草や庭の管理をサボるとジャングルになってしまう。
1 夜になると聞いたことのない動物の声がする。鹿が歩いているのは日常である。
1 夏に庭の手入れをしていると必ず2〜3度蛇が出てくる。
1 何かあった時、すぐに救急や消防が来てくれるのか。
1 でかいムカデが家に忍び込んでくる時がある。
1 集落に住む8割の方が同じ苗字だ。
などなど挙げればキリがない。反面、蛍が綺麗だったり、月や星が綺麗だったり
コロナ禍においても家や散歩に出てもマスクが必要なかったり
季節を肌で感じる事ができたりと良い事も多い。
街中で商売を20年以上続けてきて、20代の頃には仕入やトレードショー、
海外のメーカーやブランドと交渉するために様々な地に行ったり来たりしていたのだけど、
ある日、こう思ったのを覚えている。
閉塞感や、急いで歩き回っている人を見る度に
「自分がしたい事ってこれなのか」という疑問から全てが始まり現在に至る。
衣料品と書くと、なんだかすごく古い言い方なのかもしれない。
しかし、「アパレル」という呼び方は僕の世代ではメーカーやブランドを指していて
洋服屋、あるいは洋服屋の店員を「アパレル関係者」とは言わなかった。
僕の店はインポート、国内ドメスティックに加え日本国内で製造するオリジナルを主体にしていたのだが
半分は仕入れて売っていたので、単なる転売であるから衣料品店という言葉がしっくりくる。
一時期は音楽をコンセプトにしたジャンルの中ではマーケットリーダー的な立ち位置にあり
イギリスやアメリカの老舗ブランドとの国内初のコラボレートなども手掛けた。
しかし、流行のある世界でそれが長く続くわけはない。
順風満帆でこの地に引っ越してきた訳ではない。
僕は今日現在で53になる。若くいたいが、若さだっていつまでも続く訳が無い。
そんな中で、ある事が一つのきっかけとなり
新しい事に取り組んでいる。
それは、自分の経験の中にある2つの事と、新しい1つを組み合わせ
人里離れた所に住んでいてもしっかりとした収入を得られ
時間的にもゆとりのある生活を送るための方法を確立する事だ。
今は、スタート地点より少し入ったところでしかないが
「これなら上手くいく」というのが見えてきた。
その方法ややり方、成功、失敗をここに書き記し、
同じ事を考えている方や、郊外に移住したい方のお役に少しでも立てればと思っている。