あいず、暗号。SIGN

SIGN

通勤の時に、帰り道に、仕事中に。そして毎日沢山送られてくるメールの中の一言にそのサインは隠されています。注意して見る事だけを意識していれば、このサインを見逃す事は無くなります。しかし、単純に注意を注がずに生活していればそのサインを見逃してしまう事になるような気がしています。ただ流行という事だけではなくて、生き方やその人なりの何かに影響を与える意味のあるものをつくりたいと昔から思って18年が過ぎ、いまだに上手く表現できていないのですが目指しているのはそこの部分です。

音楽を聴いて共感できるような部分が洋服にもあったらいいんじゃないか。難しい技術ではなく自分にしかできない役割があるんじゃないかって考えながら企画を立てています。今回は地元で活躍している彫師の藤田氏と話しながら書いて頂いたデザイン。SIGNサインという文字をアメリカのワークウエアー・レッドキャップにプリントしました。作ったのは7着だけです。

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アンダーグラウンド

その昔、街角から沢山の文化が生まれてきました。パンク、mods、スケーターなど様々です。現代では街角からインターネットに変わったかのように見えますけれども、地方の小さな街にもその文化は残っているようにおもいます。そして昔のように反体制のような考え方は衰退しているようにも見えてきます。世の中の流れなのか、あるいは何らかの操作のようなものなのか・・

共時性という言葉があり、世界で同時に同じような出来事や文化が発生するような事があります。例えばここでsignという言葉を使うと、次々とその言葉を何処かで見かけるようになる。意味のある偶然の一致・シンクロニシティとも呼ばれています。

そして現代でも音楽シーンや様々な文化のなかにアンダーグラウンドなものは潜んでいるものの、大きなムーブメントとなって世界を圧巻するような出来事を見かけなくなりました。ファッションは完全に商業主義に流れているのは今始まった事ではありません。昔は、小さな影響力のあるお店に何やら危険だけどかっこいい人達が集まりそこから文化のようなものが生まれていました。

そんな事を考えるとある意味インターネットは今までと違う世界を創ったんだと思います。世の中がどんどん便利になる反面、そこについていけない人や、あえて利用しない人も出てくるでしょう。

商売として売れるものだけを追求して行く事は商業活動の中では当たり前の事で悪いことではありません。しかし、僕らのような資本的弱者は沢山の事、そして商品を揃える事に不器用であり大手資本と比べた場合は劣る部分が沢山あります。

そんな中で、本当の事を追求する事が役割であり、やらなくてはいけない事のような気がしています。アンダーグラウンドという言葉も捉え方も世代によって様々でしょう。僕らにとっては大切な言葉であって、田舎の片隅にある小さな店からそういったムーブメントが巻き起こる事を夢に見ています。

ですから、他社や他店とは比較してみていません。「自分達がいかに自分でいられるか」という事、簡単なようで難しい事ですがそこを貫いて行こうと思っています。

SIGNのワークジャケットは、2018年1月2日午前11時からオンラインストアーと実店舗で販売致します。冒頭にも書きましたが7着しか作っていません。そして意味を持つメッセージをデザインしたのは地元で活躍する彫師の藤田氏。このジャケットに価値を見出して頂ける方は是非オンラインストアーをご覧頂ければと思います(2018年1月2日より閲覧可能になります)>>

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