カーブを曲がる途中。
急カーブの出口、アクセルを開けて加速していく時そんな感覚が自分の中にあります。何故なら新しい事が起こり始めていて、それに対するワクワクした気持ちがとならないからです。昨年末から掲載してきたクラウドファンディングはまもなく終了で、成立は難しいでしょう。何故なら僕の準備不足があったからです。しかし、それとは別に大きな動きが出てきています。ある第三セクターが力強く協力をして下さる事になり、僕のお店であるanalog本体の計画が加速しています。現状では詳しく書く事はできませんけれども、少しずつ掲載していく考えです。そんな中で、手放す事をしなければならないモノも当然出てきています。そして一部の事業を半年間お休みする必要もあったり様々です。
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2018年3月の初めには栃木県益子町に向かい、ゴールデンウィーク明けには北海道平取町立二風谷へと向かう予定です。その後年末までに岐阜県関市などに行く計画を立てています。そして、現状の計画全てが順調に進み全体の動きをさらに加速させていく前にフランスのプラムビレッジを訪れようと考えています。この旅の目的は、日本の伝統技術をオリジナル商品に活かす事、そして何より行った先での人との出会いを大切に一つのものを完成させていく事が目的です。
旅の様子はメールマガジンで配信:流れる雲の如く
この計画は3年前から考え始め、ようやく明確に動けるタイミングが来たようです。オリジナルの製品を突き詰めていくには、今までのような仕入れの品揃え商品を一切辞める必要がどうしてもあります。この春夏は、そんな理由から先ほど書いたように手放す事を始めています。ある意味無謀にも見えるかもしれませんけれども、現在のアパレル業界全体の流れを考えた時に弊店のような小さな者が生き残っていくにはこの方法しか無いと思い長くお付き合い頂いた取引メーカー様を手放し、オリジナルを突き詰めていくという事を決意しました。そして、それには環境を変える必要がどうしてもある為、数年後を目処にお店の移転も検討しています。この場所で18年やってきましたが、それも手放す事の一つとして今は考えています。そして、自然の多い場所で新しく繰り広げられるanalogワールドを皆さんに楽しんで頂く事ができればと今は考えています。
北欧に見られる生活スタイル「ヒュッゲ」や古くは70年代に遡る「ヒッピー」、「パーマカルチャー」そして世界では大半がオーガニックを意識した食品が流通しているのに対し日本ではこの部分が遅れています。ただのファッションにとどまらず、僕が作り上げたいのは日々の生活を暖かく、自分なりに豊かに過ごす為の文化の一端なのだと思います。今までの僕の考えは、ヘンテコなビジネス論のようなモノにある意味支配されていたのかもしれません。そして、わかってはいたのですがそれをやらなければ生活が成り立たないという所まで追い詰められていた感があります。しかし、半年前から具体的に動く事によって新しくて良い話が沢山降ってくるようになり、ここで更に具体的に行動していく事に決めた訳です。
そして、これからお店と商品に反映させていくコンセプトは「旅と人生と音楽」「自然を愛しシンプルに」です。そんな難しい事をしなくても洋服で稼ごうと思えばいくらでも方法はあるのでしょうが、せっかく生きているんですから何か一つくらい残したいと僕は思い、それには自分が表現したい事をするのが一番いいと思っています。旅の規模はその時の状況によって様々になりますが、「旅する洋服屋」みたいな事に憧れを持っている事は事実です。沢山の生き方があって、どれも間違いではありません。その中で僕が選んだ人生のコンセプトがそれだったと。そして、その大きくて、時に厳しい自然に耐えうるダウンジャケットの開発も進めています。そんなふうに僕の想いの一部に共感して下さる人達と共にこのプランは進んで行き、数年後には沢山の協力者と創り上げた事をお披露目できると思っています。
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もし僕の考えに共感して下さる方や共に何かを進めてみたい方がいらしたらお気軽にご連絡下さい。