HANDPRINT PARKA
analog創業時から18年間続けてきたハンドプリント。
シルクスクリーンを使って一枚一枚、ボディとなるTシャツやパーカー等、洋服をキャンバスに見立てて制作するのが、自分たちのスタイルです。
工場では頼めないような位置へのプリントや、タトゥーインクを顔料にしてのプリントなど、シルクスクリーン・プリントの伝統的な技法に自分たち独自のアイディアを加えてきました。
手刷りならではの一枚一枚違った独特な雰囲気もお楽しみ頂けるハンドプリントは、analogの顔の一つです。
新デザインのプルオーバー・パーカー
新しいデザインはプルオーバーのパーカーにプリント予定。
自分たちの手の届く範囲のもので…
というD.I.Y.的なコンセプトのもと始まったハンドプリント。
今回の製品では、アメリカメーカーのインナー用にも使える8.0oz裏起毛のパーカーをボディに使用致します。
牛の頭蓋骨にペイズリー柄の模様を描き込んだデザインは、アート活動も行っているスタッフが制作したラフスケッチを、そのままシルクスクリーン版用のデータに落とし込んだもの。
死を思わせる骸骨と、生命の象徴でもあるペイズリー柄を同時に一つのイラストに描き込みました。
シルクスクリーン独特のプリントの風合いと、ラフスケッチの粗削りで抽象的な雰囲気の相性を考え、あえてラフスケッチをデザインとして製版を行います。
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プリントはバック、フード部、左胸の三か所へ、ブラックのボディにホワイトのインクでプリントを行う予定です。
こちらのデザインは、12/2(土)・3(日)の二日間、サンプルをご用意して予約会を行う予定です。
ハンドプリントについて
シルクスクリーン・プリントは多くの芸術家も導入している、芸術品を複製するための技術の一つで、孔版画の一種。
analogでは、音楽やメッセージ系のプリントから始まり、ミュージシャンがステージで着用してくれたことも…、現在ではイラストデザインのプリントも行っています。
その時、自分たちが感じたこと、考え方やメッセージをプリントしているという根底の部分は今でも変わらず、イラストはメッセージの隠されたものになっています。
これからも、自分たちのその時々の感覚で、メッセージやデザインを考え、制作していきます。
シルクスクリーンの小話
アンディ・ウォーホルを始め、多くの芸術家が使用してきたシルクスクリーンでのプリント。
音楽、特にアンダーグラウンドのパンクやハードコア・シーンのなかでもD.I.Y.の精神が根付いている人たちは、シルクスクリーンプリントの機材を導入して、自分たちの音楽アルバムのアートワークのプリントを自分たち自身で行っていたそう。
とくに初期のパンクやハードコアのシーンでは、レコード会社に相手にされなかったこともあり、自分たちでレコードの制作を行っていたそうです。
アメリカ西部のある伝説的なパンクバンドは、音楽よりも先に、バンドTシャツを作るところから活動を始めたそうです。