My collection to you.テーブルウエア
現代のものよりも何故か古いものに目をひかれてしまいます。小物の品揃えをする際に雑貨のメーカーと取引をすれば、それなりに今風の売れる商品も揃えられるでしょう。しかし、何故かそれをしたくないという想いと、品揃えするなら実用的でしっかりと使い道のあるものを置きたいという考えから古いテーブルウエアを並べる事になりました。カフェのスペースもある事を考慮し、ショーケースの中に揃え始めています。
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1991-1993 ウェッジウッド ワイルドストロベリー
創設者であるジョサイアウェッジウッドが18世紀後半に製作したパターンブックにすでに掲載されていたと言われるデザイン。ティーカップ&ソーサーのセットで6客を並べています。LIFE STYLE全般をファッションとして提案したいと18年前から様々なものを展開してきたのですがテーブルウエアを並べるのは今回が初めてとなります。衣料品を中心としているのですが、様々なものを置き始めると主体がブレているように見られがちな事。考え方や生き方を含めた意味でのファッションというジャンルを確立させようとして沢山の試みをしている最中での品揃えです。
価格は未定2017年2月前半には店頭に並べる予定です。
ミントン英国製ハドンホール
インドネシア製ではなく、今は存在しない英国ミントン社工場で作られたカップ。英国の古城ハドンホールのタペストリーからヒントを得て作られたと言われているミントンの中では有名なデザイン。ウェッジウッドよりも入手が限られるイメージのミントン。コーヒー用のマグは見かける事が多いのですが、このスタイルのものは若干見かけにくいかと思います。2017年2月前半より店頭に並べ始める予定です。
クリスタルグラス
メーカー不明のクリスタルショットグラスは、推測ですが1980年代のもの。クリスタル・ガラス (英語:lead glass) は高品位の無色透明ガラス。美しいカッティング装飾のあるグラス。見ているだけでも心が豊かになりそうな贅沢なグラス。こちらは現在も店頭にてご紹介しております。
オリジナル・カッティングボード
analogの内装を手掛けて下さっている大工さんと相談しながら製作したオリジナルのカッティングボード。高価なタモ材を使い製作販売をしています。カフェスペースでも使用しているカッティングボードは受注生産でのお申込みが可能です>>
Vintage カトラリー
15~20年程昔のものを50本ほど集めました。たったそれだけの年数であっても、あきらかに現在の製品とはちがう「迫力」のようなものを僕は感じています。特にシルバー製品ではありませんので安価にて店頭でお求め頂けるようにこれからショーケースに並べていく予定です。こちらも2017年2月前半にはご紹介開始できる予定でございます。
何処に向かっているんだ・・とご心配の方に
analogはオリジナルブランドDouble Givingを主体とした衣料品店です。1階にはカフェのスペースがあり、2階にはヨーガ教室があります。表には「analog」という看板しか付いていません。皆さま共通しておっしゃられるのは「あの不思議な店」という表現です。
しかし、ファッションを生き方と捉えるとして創業した1999年依頼、様相は沢山変容してきましたが目指す所は「心が豊かになる衣料品店」です。昔ながらの拘りや、創業前にアメリカにいた事、そしてミュージシャンのステージ衣装をやっていた過去もあって現在があります。
オンラインでは経験できない事がある。そして、通り一辺倒な品揃えではなくそれぞれに意味のある商品。手造りから国内での小規模生産した商品こそがこの店を支えています。その意味は、何らかのアルゴリズムに沿って売れる商品を生み出している事とは違います。お店の屋号であるanalogにもそんな意味が込められています。
資金が潤沢にあれば、店の外装、あるいは宣伝によってもっとわかりやすく表現できるのかもしれません。しかし、そのやり方は選びませんでした。お客様によっては「これで食っていけるんだ」と言う方もいらっしゃいます。その言葉を聞く度に、沢山の感情がわいてくるのも嘘ではありません。
長く時間がかかっているのですが、「恒久的に生きていけるデザイン体系」ようするに強靭な仕組みを作る事に時間がかかっています。そして、今一つ一つを修正しながらこれからが編集の最終段階だと思っています。
最終的には週末しか営業しないスタンス。「ノマド洋服屋」を目指して旅をしながら、各地で製品を作ったり、生き方そのものをこの店の最も強い牽引力にできればと考え、今から最後の編集段階に入ります。
一度辞めた事であっても、もう一度見直し品揃えに加えたり、3歩進んで2歩下がる作業をしながら新しさへと進んで参ります。