Wgエンブロイダーシャツ 18 Anniversary

ダブルギビング

18年目に新しい工場とのお付き合いを始めました。奈良にある老舗工場でその品質は確かなもの。僕の方からのアプローチではなく、工場様からのアプローチによって製品を生み出す事になりました。今までは製品に弊社ブランドロゴを刺繍するなどしていませんでしたが、今回は18周年の記念に販売させて頂く事もあり胸にワンポイントの小さな刺繍を施しています。カラーは、写真のストライプ1色とリネンのシャンブレー無地2色。、シャンブレーはまだ出来上がっておりませんので、入荷しましたら写真を追加させて頂く予定です。

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雨蓋付き開襟シャツ

日本語で書くと、なんだかイメージが変わりますね。フラップ付きオープンカラーシャツのほうがいいでしょうか。元々、昔のペンドルトンが得意だった形状を自分たちでアレンジして製作したパターンによるデザインです。ペンドルトンはウール素材だった為、見た目のイメージはかなり異なりますけれどもルーツは古き良き物の中にあります。

昔、アメリカで仕入れをしていた時にスリフト(日本でいうリサイクルショップ)で見つけた1枚のペンドルトンのシャツ。このスリフトに辿り着くまでに着たおされてクタクタになっていました。そのクタクタ・ヨレヨレの姿がたまらなく好きで、今でも着ている一枚です。そんなシャツをベースに袖の太さやアームホール、着丈などを現代の一般的なスペックに修正し企画制作しました。

サイズスペック

サイズ展開はMとLの2サイズです。本来3サイズで展開をしたかったのですが、パターンのグレーディングには費用がかかります。その為、全体のバランスをとりながら、初回生産は2サイズの展開にしました。3サイズ(S~L)を生産してもよかったのですが、そのワンサイズのグレーディング費用を製品の一枚一枚に加えると、とても高価すぎるシャツになってしまいます。

国内での生産は今でもコストが高くなります。パターン代、グレーディング代、付属(ボタンや接着芯)今回のシャツも一枚あたりの単価が量販店のシャツの定価を簡単に上回っています。一番大変なのは、作りたいデザインや素材をどうやって製作していったら喜んでもらえる価格とデザインで出来上がるかという所でしょうか。小規模生産者にとって、その部分が一番苦労する場面です。

ブルーのイメージ

インターネット上でもよく見かけるブルー。様々な大手のサイトがブルーの帯を使っています。ブルーは空や海のイメージ、信頼やリラックス、爽やかなイメージが一般的だそうです。何も狙ってその色を持つ生地を使った訳ではありません。いつもお世話になっている兵庫の生地問屋が持ってきたサンプルの中にこの生地があり独断と偏見でこの生地を選びました。

生地選びの時、何かその生地が「オレを使ってくれよ」と言っているような気がするので、それを感じる生地を使っています。ですからリサーチもしていなければ、流行にもまったく関係ありません。僕が今まで観てきた物、建物から風景から、洋服からかっこ良かった人達、全く違う文化のアメリカやイギリス、好きな映画、好きな音楽。そういうものが反映された洋服です。

流行よりも何よりもそういう感性の合う方々に着て欲しいと願っています。クタクタでヨレヨレで何処の街角から生まれてきたのかもよくわからないけれど、そのもの自体が何かの雰囲気をかもし出しているようなものを心がけています。

dounble giving

シャツの販売と同じタイミングで始まる一部会員制度にご入会頂くと、会員の価格でご注文をお受けさせて頂く事が可能です。会員に関しても最初は30名様のみの募集ですのでご興味のある皆様はanalogからのメールマガジン(無料)にご登録頂きお待ち頂けますようお願い致します。

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