「勝つ」のではなく絶対に負けない方法|ピースフルアクション

マインドフルネス三島市

2016年の大晦日にテレビをつけると、クロン・グレイシーの試合を放送していた。クロンの父ヒクソン・グレイシーが、ヨーガからヒントを得た呼吸法を取りいれているという知識があったので、少し観てみることにした。そのスタイルは、グレイシー柔術と呼ばれる完成したものだった。

それは、あきらかに他の選手とは違う試合運びである。格闘技について深く詳しい訳ではないのだけれども、様々な事に当てはめられるヒントがこの試合の中にはあった。

元々、ヨーガ的考えであれば「戦う」という事自体がその意には沿わない。しかし合気道の考え方はヨーガの考え方にとても近い部分がある。そして、ビジネスにも生活にも同じ事が言えるのではないか。

例えば、私は衣料品を主として扱っているのだがトレンド的な流行を瞬時に取りいれるような事はしない。それはとても地味なやり方である。派手さはなく、コツコツと小さく繰り出すパンチのようなものだ。

まだ確立はされていなのだけれども、自分たちのしている事が間違いではない事に気づく。派手さやトレンド力の無いものは見ている側はつまらない。そして観戦している大半の方々が対戦相手の日本人選手を応援していただろう。しかし、私はクロンを応援していた。何故ならそのスタイルが制するのであれば、自分たちのやっている事が正しいと証明されるに等しいからだ。

 

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そんなふうに、私達もあなたと同じように「何が正しいのか」という事に対して時折一喜一憂する。そして、それを正しいと導いてくれる存在に憧れるのではないだろうか。ヒクソン・グレイシーがヨーガや呼吸法を取りいれている理由の一つに「動物の自然なしなやかさを身に付けることで格闘家の動物的本能を伸ばすことが目的」と書かれている。

自然の偉大なる力は未知数であり、そんな偉大なるものに触れ、勝ち負けではなく「どう自分のスタイルを貫くか」は、いつの時代になっても世界中の人々の課題ではないだろうか。働き方、生活の仕方、商売のあり方。そういう根本的なものに目を向け見直し、考える。時には学習してきた理論や受けてきた教育にも見直しの目を向ける必要があるのだと感じる。

 

analogの2階にはヨーガ教室があります。日本では美容健康という側面だけをクローズアップした「女性のモノ」というイメージがあるのですが、analogでは男女関係無く生活に役立てる為に教室を行っています。ピースフルアクションの活動はこのヨーガの考え方を基本として行っております。人をどう創るか、自分をどう創るか。言い方が悪いのかもしれませんが、その生き方とファッションというのは密接に関係しているという信念は今も変わっていません。

 

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